2013年09月12日(木)

『たまゆら〜もあぐれっしぶ〜』
三谷かなえ役・茅野愛衣インタビュー
「一人じゃなく、みんなと一緒だからこそ変われた」(後編)

取材日:2013年8月23日
取材場所:タバック
取材・構成:高瀬司

 
【前編はこちら】
 
—— ところで先ほどから気になっていたのですが、茅野さんによるかなえの呼び方には様々なバリエーションがあるような?
茅野 そうなんですよね、いつも何て呼んでいいのかわからなくて、「かなえ先輩」とか「かなえさん」とか「かなえちゃん」とかバラバラで(笑)。初めは「かなえちゃん」って呼んでたんですけど、でもそれは私だけで、作品内でそう呼ばれることってないんですよ。みんな「かなえ先輩」か「かなえさん」で、普段もそう呼んでいて、どうしてもそっちに引っ張られてしまっています(笑)。
—— 先ほどの楓との関係ではありませんが、ご自身で演じられているキャラを「かなえ先輩」と呼ぶ距離感もまた面白いですね。キャラクターデザインの飯塚晴子さんは、茅野さんをモデルにかなえをデザインされたとも伺っていますが、ご自身との距離感というのは? 共通する部分は感じられますか?
茅野 デザインのお話を伺った02_01ときは「ええーっ!?」ってなりましたけど、そういうことは初めてだったのですごくうれしかったですね。それにかなえちゃんの「先輩なのに部員」っていう不思議な立場も、『たまゆら』には私が一番後から入ってきた後輩なのにみんなの先輩の役をやっているっていうところと重なってたり。ただ「中身は?」って言われると、近い部分もあるんですけど、逆にかなえちゃんみたいな子が友だちにいたら「どうすんの? どうなの?」って言っちゃいたくなるかも(笑)。
—— では『たまゆら』の中で一番お友だちになってみたいキャラクターというと誰になるでしょう?
茅野 かおるちゃんかな? もちろんみんな友だちになってみたいですし、のりえちゃんとかもすごくアグレッシブだったりスイーツ作りが得意だったりしていいなって思いますけど、誰か一人って言われたらかおるちゃんかなぁ。ポプリを作ってるじゃないですか、香りのこととか教えてもらいたいですね。
—— そこも茅野さんらしい癒やしに繋がるんですね。他に気になるキャラクターは?
02_02茅野 写真部顧問の下上山先生はすごく好きですね。ただ感情が豊か過ぎるところはありますけど……かなえ先輩が無事卒業できたら、写真部が下上山先生とぽって部長だけになるのもすごく不安ですね(笑)。
 あとはやっぱりももねこ様。いつもあの鳴き声にやられてます。家で飼いたい……あっ、「迎え入れたい」って言った方がいいのかな(笑)。
—— (笑)。竹原の街には野良猫も多いらしいですよ。
茅野 そうなんですか? うわー、触らせてくれる猫だといいな……。竹原にはまだ行ったことがないので、11月の「たまゆらの日」のイベントで伺うのが楽しみです。私、地元愛がある作品ってすごく好きなんですよ。その場所から伝わってくる何かが絶対にあるので。イベントの日にはちょうど「憧憬の路」も開催されているらしくて、それも見てみたいですね。アニメでかなえさんがやったみたいに、竹達さんを隠し撮りしてみたい(笑)。
 
—— かなえ同様、その写真が雑誌で入賞することを願っております(笑)。では最後に最終話へ向けて、読者へ一言お願いします。
 
茅野 高校3年生って一番悩む時期だと思うんですね。いろんなことが終わって、そこから新しいことが始まっていく。第10話からのラストスパートは、そんな難しい時期にいるかなえ先輩の新たな一歩、「もあぐれっしぶ」が見えてくるお話になっていると思います。これまでも図書館で勉強してるシーンがちょこちょこ出てましたけど、卒業後の進路に悩みながら、これまでどういうことを思っていて、今はこう考えてるんだっていうのが、そこで初めてわかっていただけると思うんですね。心境の変化とか心の動きみたいなのがすごく出ている回で、私もすごく素敵なお話だと思うので、その辺りに注目して観ていただけるとうれしいです。

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