2013年09月12日(木)

Animelo Summer Live 2013
第3日目イベントレポート
「豪華アニソンシンガー揃い踏み!」

Animelo Summer Live 2013 -FLAG NINE-
第3日目イベントレポート

 

 
夏の大型アニソンイベント「Animelo summer live」、通称「アニサマ」も今年で9回目を数える。2011年から上海公演を行ったり、2012年に出演メンバーの顔ぶれを変えたりとここ数年新しい試みを続けてきているアニサマだが、今年はこれまでの2daysに代わり、アニサマ史上はじめての3days公演となった。
bonetでは、テーマに「FLAG NINE」という「風に向かって立つ、存在の証明であり、人が集い、導くための目印であり、新たな展開を示す合図〈フラグ〉」を掲げて新生した「Animelo Summer Live 2013 -FLAG NINE-」の模様を、全日程に渡ってレポートする。
 

 

anisama_logo

アニサマ3日目は常連の観客にとっても「未知の領域」で、会場には開演前からどこか特別な雰囲気が漂っていた。
1日目・2日目と同じく、この日のために制作されたアニメーションをバックに出演者が紹介される。3日目に流れたのは宇宙船と思しき乗り物が事故に見舞われる映像で、その処理に奮闘する船内の様子を映しながら出演者の名前が一人一人画面に表示されていった。
 
miyano_mizukiオープニングを飾るのは宮野真守と水樹奈々。「オルフェ」のイントロが流れ始めた途端に大きな歓声が上がり、宮野とそれに続いて水樹が登場すると、会場のテンションは一気に高まる。続く「SCARLET NIGHT」の歌唱も大きな反響を呼び、人気声優どうしのコラボレーションで、アニサマ3日目も大声援に包まれながらスタートを切った。
 
トップバッターはTVアニメ『這いよれ!ニャル子さん』から誕生したユニット・後ろから這いより隊G。ニコニコ動画の「弾幕」をイメージした映像をバックに「太陽曰く燃えよカオス」「恋はカオスの隷也」の2曲を披露。「うー! にゃー!」「SAN値! ピンチ!」のコールを巻き起こした。
続いて登場した竹達彩奈も、「ライスとぅミートゅー」では「L・O・V・E・N・I・K・U!」というコミカルなコールがかかり、会場中の声が一体化する感覚の中で盛り上がりが生まれていく。
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iori_maon_ieishu2回目の出演となる野水いおりは、自身のミュージックビデオにちなんでセグウェイに乗っての登場。会場が驚きに包まれる中、「SAVE THE WORLD」を歌う。「Black † White 」で「1・2・3」のコールを巻き起こした後は、黒崎真音と往年の名曲「Get along」で共演する。赤と白を基調にした衣装の野水が声優ならではのキュートな歌声を響かせ、黒と青を基調とした衣装を纏った黒崎が迫力のある歌を聴かせる、鮮やかなコントラストの効いたコラボレーションだった。
新進気鋭のアニソンボーカルユニット・i☆Risは、6人のメンバーがステージを存分に駆け巡り、ダイナミックな振り付けのダンスと共に「§Rainbow」を歌う。最後には「バイチュッチュ~」という掛け声と共に舞台を去り、短いながらも強いインパクトを残すステージだった。
 
yui_yuikaori小倉唯は「Baby Sweet Berry Love」と「Raise」のメドレーを披露した。その可憐な歌声とダンスで観客を魅了し、ステージを後にするかと思うとそのまま、石原夏織とのユニット「ゆいかおり」のステージへ。人気声優の連続登場に会場のテンションにも火が付く。次に登場する鈴村健一がMCで話題にした、小倉唯の迅速な衣装チェンジも驚きを呼んだ。
 
suzumura鈴村健一は「シロイカラス」の歌唱で登場し声援を受けると、さらに会場との繋がりを強めるべくアップテンポのロックナンバー「ポジティブマンタロウ」を歌う。熱の入ったアニサマバンドの演奏にも乗せられて、大きなシンガロングが巻き起こった。
 
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「終わらないメロディーを歌い出しました」の神秘的な前奏をバックに登場した小松未可子は、ステージの中心でじっと目を閉じたまま歌い、一番を歌い切ったところでぱっと目を開き会場の様子を見据える。落ち着いた雰囲気を保ったまま同曲を歌い終えると、MCでは「「終わらないメロディーを歌い出しました」を歌い終わりました」というジョークで笑いを取り、普段の「みかこし」の空気に。2曲目「夏至の果実」では黒い上着を脱いで純白の衣装になり、疾走するサマーチューンを披露した。
 
aoitaketatsu悠木碧と竹達彩奈のユニットであるpetit miladyは「鏡のデュエル・イズム」と「100%サイダーガール」のメドレーを歌った。今年結成されたばかりのユニットだが、どちらも多くのファンを持つ人気声優だけあって、彼女たちのステージもまた大声援を呼んだ。
 
5pb.の歌姫・いとうかなこは『ROBOTICS:NOTES』と『劇場版 STEINS;GATE 負荷領域のデジャヴ』の主題歌2曲を披露した。両作はどちらも『空想科学アドベンチャー』シリーズに連なっており、作品に合わせたテーマ性の深い歌詞がいとうの卓越した歌声に乗り、観客の胸を打った。
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hikasa_tommy日笠陽子はほとんど社会現象ともなったTVアニメ『進撃の巨人』のエンディングテーマを熱唱。すでにキャラソン等でその歌唱力の片鱗を伺わせていた日笠は、歌手デビュー作となるこの「美しき残酷な世界」をもって歌手としての高い実力を見せつける。澄み切った力強い歌声が会場に響き渡った。
 
富永TOMMY弘明は、『ジョジョ』第1部オープニングテーマ「ジョジョ~その血の運命~」で歌声を轟かせた。驚異的な声量の歌唱で観客が圧倒される中、さらに『ジョジョ』ファンの興奮を煽るMCで会場の声援を巻き起こす。熱気が高まったところで『ジョジョ』シリーズの映像が流れると、シークレットゲストのcodaが現れ『ジョジョ』第2部オープニングテーマ『BLOODY STREAM』の演奏が始まった。激しい伴奏に乗せて、大勢の石仮面ダンサーと共に熱唱が披露される。立て続けに歌われた『ジョジョ』シリーズ主題歌に観客が酔いしれているところで、アニサマ3日目の第1部は終了した。


strish休憩時間を挟んで迎えた第2部はST☆RISHのステージで幕を開けた。「マジLOVE2000%」のイントロがかかると共に会場からは大歓声が上がる。メンバー一人一人の自己紹介も兼ねたMCでは軽妙な掛け合いで笑いも取りながら、2曲目「マジLOVE1000%-Rainbow version-」の歌唱に入る。去年のアニサマのオープニングも飾ったこの曲で、休憩で冷めかかったテンションは一気に盛り返す。
 
kitaeri_maon続いて新曲「Birth」で登場した喜多村英梨は「ここからはキタエリのターンだ!」と快調なMCで会場の空気を掴む。そして2曲目「Sha-le-la」の後はそのまま小松未可子とのコラボへ。熱狂的な声援の中「Black Holy」と「Happy Girl」という昨年も歌われた人気曲の再演を2人で堂々とこなし、この1年での歌手としての成長を見せつけた。
 
新世代のアニソン歌手の中でシーンを引っ張る存在となりつつある黒崎真音は、今年でアニサマ出演3回目となる。「UNDER SHAFT」で力強い歌声を響かせた黒崎はアニサマのステージへの感謝を語り、デビュー曲「君と太陽が死んだ日」を披露した。冒頭のアカペラで歌声を会場中に響かせると、会場からは驚嘆の声が上がる。歌手としての原点を忘れまいという、強い意思を感じさせる歌唱だった。
 
続いていとうかなこが再びステージに現れ、荘厳な演奏の中「暁の車」を歌い始める。そしていとうの歌を引き継いで南里侑香が登場、2人の共演が始まった。南里の澄んだ歌声にいとうの歌声のエキゾチックな響きが加わる珠玉のコラボ。南里はそのまま「Mother land」の歌唱をじっくりと聴かせると、「BLOODY HOLY」では一転激しいアップテンポの曲調を歌い上げる。好評の中、舞台を後にした。
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miyanomamoruオープニングとST☆RISHのステージでも会場を沸かせた宮野真守が登場してからは怒涛のセットリストが始まる。キレのあるダンスと共に「カノン」「ULTRA FLY」を披露。甘さと荒々しさを併せ持つ歌声は、男性ファンからも女性ファンからも大声援を呼んだ。
 
宮野のステージの興奮が冷めやらぬ中、人気声優ユニットであるスフィアの出番となる。「GENESIS ARIA」を歌いながらメンバーが一人一人ステージに登場する度に会場のボルテージは上がっていった。続く「Pride on Everyday」でも会場の勢いを引っ張るように熱い歌唱を聴かせ、最後は「LET・ME・DO!!」で会場からの大合唱を呼び計3曲のステージを駆け抜けた。sphia

yukari『俺妹』シリーズの劇中歌で田村ゆかりがステージに現れると、会場は一気にピンクのサイリウムで染まった。田村が少し前に同じ会場で成功させたソロライブの熱を思い出すかのように、「王国民」たちによる応援も勢いが増す。
MCに入ると、自虐ネタも交えたお馴染みの茶目っ気のあるトークで笑いを呼びながら、着実に観客の心をつかんでいく。「W:Wondertale」「Fantastic future」を続けて歌い、最後にはバックバンド「桃色男爵」のメンバーたちも花道の中心に出て演奏し、大声援のなかステージが終了した。

大トリをつとめたのはやはりこの人、水樹奈々。まず1曲目の「愛の星」をじっくりと聴かせ、2曲目「BRAVE PHOENIX 」で「思いっきり飛んで」と観客を煽る。クライマックスへの期待を高めたところでMCで「アニサマの本気を見せてくれ」とさらに会場の興奮を引き出していく。
どんどん上がっていく歓声のボリュームに応えるように、3曲目「Vitalization」では激しく動くメロディラインを豊かな声量と共に歌いこなす超絶技巧が披露され観客を魅了していった。そのまま3日目ラストを飾る曲「Synchrogazer」へ。悔いを残すまいと躍動する会場に水樹の熱唱が応え、まさしく会場全体で大きなシンクロが生まれる。この日一番の一体感が作り上げられ、アニサマ3日目という「史上初の日」は終了した。
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エンディングでは出演者全員でテーマソングが歌われ、祭りの成功を会場とともに祝う。そして終演後会場のスクリーンには、すぐさま来年のアニサマの開催日が告知され、来年もまた3日間開催であることに期待の声が上がる。
それと同時に、アニサマに連なるイベントとして「ANISAMA WORLD 2013 in Tokyo」 の告知も行われた。同イベントはまだアニサマの熱も冷めやらぬ9月28日に千葉のアンフィシアターで行われる予定で、すでに奥井雅美・栗林みな実・茅原実里とアニサマ参加者にはお馴染みの人気アーティストの出演が発表されている。どうやら祭りはまだまだ終わらないようだ。
 

Animelo Summer Live 2013 -FLAG NINE- 8月25日(日)セットリスト

01 オルフェ ~ SCARLET KNIGHT / 水樹奈々 & 宮野真守
02 太陽曰く燃えよカオス / 後ろから這いより隊G
03 恋は渾沌の隷也 / 後ろから這いより隊G
04 ライスとぅミートゅー / 竹達彩奈
05 SAVE THE WORLD / 野水いおり
06 Black † White / 野水いおり
07 Get along / 野水いおり & 黒崎真音
08 §Rainbow / i☆Ris
09 Baby Sweet Berry Love ~ Raise / 小倉 唯
10 ウェィカッ!! ~ Shiny Blue / ゆいかおり
11 シロイカラス / 鈴村健一
12 ポジティヴマンタロウ / 鈴村健一
13 終わらないメロディーを歌いだしました。 / 小松未可子
14 夏至の果実 / 小松未可子
15 鏡のデュアル・イズム ~ 100%サイダーガール / petit milady
16 トポロジー / いとうかなこ
17 あなたの選んだこの時を / いとうかなこ
18 美しき残酷な世界 / 日笠陽子
19 ジョジョ ~その血の運命~ / 富永TOMMY弘明
20 BLOODY STREAM / Coda
21 マジLOVE2000% / ST☆RISH
22 マジLOVE1000% -RAINBOW STAR ver.- / ST☆RISH
23 Birth / 喜多村英梨
24 Sha-le-la / 喜多村英梨
25 Black Holy ~ Happy Girl / 小松未可子 & 喜多村英梨
26 UNDER/SHAFT / 黒崎真音
27 君と太陽が死んだ日 / 黒崎真音
28 暁の車 / 南里侑香 & いとうかなこ
29 Mother land / 南里侑香
30 BLOODY HOLIC / 南里侑香
31 カノン / 宮野真守
32 ULTRA FLY / 宮野真守
33 GENESIS ARIA / スフィア
34 Pride on Everyday / スフィア
35 LET・ME・DO!! / スフィア
36 めてお☆いんぱくと / 田村ゆかり
37 W:Wonder tale / 田村ゆかり
38 Fantastic future / 田村ゆかり
39 愛の星 / 水樹奈々
40 BRAVE PHOENIX / 水樹奈々
41 Vitalization / 水樹奈々
42 Synchrogazer / 水樹奈々
EN The Galaxy Express 999 / アニサマ2013出演アーティスト

アニサマ2013レポート